【作曲】楽曲制作のコンペ文化は不要~仕事を『取るもの』じゃなく、『やってくるもの』にしよう~
こんにちは、作曲家のヌビアです。
突然ですが、皆さんは「コンペ」という文化をご存じでしょうか。
「コンペ(competition)」とは、「〇〇というアーティストに曲を書いて下さい」という募集に対して
広く楽曲を募り、その中から1曲(もしくはいくつか)を選んで、選ばれた人に報酬が発生するシステムです。
この「コンペ」というシステム、僕は不要だと思っています。
この記事の信頼性
突然ですが上の写真は現在の作業場の風景ですね。
別に大したものじゃありませんが、1人で黙々と曲を作ったり演奏するにはいい感じの「城」です。
ここでチェロを弾いたり、作曲をしたり、収録したり。
本格的な収録は提携している場所がいくつかあるのでOKです。
僕はフリーランスとして独立してからまだ3年ほどですが、
既に音楽業だけで十分生計を立てていけています。
別に隠す必要もないので公開すると、具体的な収入源はこんな感じです↓
→収録・宅録・演奏・レッスン
・作曲/楽曲制作/作詞
→自宅で制作・宅録・スタジオで収録
・外部音楽団体のアドバイザー
・ライティング関係
→このブログ
他にもこまごまと「英語の指導」や「記事作成」「文章執筆」のお仕事などもしていますが
大まかにはこんな感じでしょう。
1年以内の新車購入&スタジオをオープンさせる目標で動いています。
まだまだフリーランス経験の浅い新米ですが、正直、音楽で安定して仕事をもらうのに年数は関係ありません。
また、学歴も関係ないです。一応、経歴やお仕事の履歴なども載せておきますね。
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コンペが不要な理由
さて、僕は月に平均で20~30曲くらいを作ったり弾いたりします。
よって、これまで何百と曲は作ってきたのではと思いますが、コンペには1度しか応募していません。
(※その1度は受かりました、某音楽事務所のアイドル曲で、結局その子がデビューせずに使われませんでしたが。)
要は、決して「コンペに受からなかった恨みで書いている」記事ではないということです。
そんな僕がなぜ、コンペは不要だと言い切るのかというと
→自分の書いた曲と、クライアントの希望が偶然一致しなければ通らない
→通らなければ、その製作時間に対する報酬は発生しない
→時間のムダ
……以上が僕の言いたいことのすべてです。
これで記事を終えてしまってもよいのですが、少し補足をしたいと思います。
良い曲≠合格
基本的に「何かを作る」ということには、大きな労力が伴います。
技術を得るために勉強した時間・投資したお金・作る時間・考える時間……
そこに「お金をもらえるかわからない」という要素を加える理由がないです。
コンペの楽曲は、楽曲のクオリティーで採用が決まるわけではありません。
何十・何百と応募が来た曲の中から「クライアントが求めているものに一番ハマった曲が選ばれる」だけです。
例えばあなたは「アニソン系で、明るいロック調の曲」といわれて何を思い浮かべますか?
水樹奈々などのメロディアスなロックから、GRANRODEOなどの激しめなバンドサウンドまで様々です。
コンペでは参考楽曲が提示されたりもしますが、それでも応募が何十・何百と集まれば
それらの楽曲の個性は明確に分かれてくるでしょう。
そして当然、審査する側にも人間がいて「これがいいな」「これはちょっと……」などの好みがあります。
世の中で評価されている曲が、必ずしもあなたの好みではないのと同じです。
仕事を『向こうからやってこさせる』ために
僕は「制作には対価が与えられるべき」だと考えています。
それは、必ずしも金銭ではないかもしれませんが、少なくとも等価であるべきです。
「仕事に繋がるかもしれないから」という夢を利用する、クライアント都合主義のシステムだと考えます。
大きなアニメ作品の主題歌になるかもしれない、アーティストのソロ曲に選ばれるかも……
などという「博打のような可能性」に貴重な時間と労力を割くのは、よほど勝算が見えていない限り賢いとは思えません。
ではどうすればいいのか、
要するに自分というアーティスト個人に対して「この人に曲をお願いできるなら何でもいい」という状態にして
そこから仕事を得ていく、という方法です。
それがうまくいけば苦労はしない、と思われるかもしれませんが
目先のコンペに挑み続けるよりはずっと簡単ですし、無駄がなく、将来性があり、勝算があります。
詳しくはこちらの記事に長々とまとめていますので
目次から気になるページをピックアップして読んでみて下さい。
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さいごに
人生限られた時間しかないですし、より活発に動ける時間というのは
日を重ねれば重ねるほど短くなっていきます。
そして今は音楽業であろうと個人でも仕事ができて、工夫次第で稼げる時代。
自分の積み上げてきたスキルをムダに使わないためにも、コスパの良い努力を重ねましょう。
このブログではフリーランスの音楽家へ、役立つ情報を定期的に発信していきます。
他の記事も読んでみると新しい発見があると思います、それでは。
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