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チェロを弾くのに力は『100%』いらない!!手や腕の痛みは間違った姿勢のサインです。

チェロ

こんにちは、チェロ奏者のヌビアです。

 

チェロを教えていると「手のひらが痛い」「肩が痛い」という悩みをよく聞きます。

安心してください、その悩み、僕も同じことで悩んでました。

 

 

そして世の中のチェロ奏者の9割が、1度はそれで悩んだ経験があるはずです。

今回は、体を痛めてしまいがちなシチュエーションと、その対処法をまとめました。

 

そして、別の記事で「体の痛む場所」別にみる

チェロの演奏診断もご用意しているのでぜひお試しあれ。

 

 

音がキレイに鳴らないとき

 

チェロを弾きながら「きれいな音が鳴らない!」と焦ったあとに

体が痛くなったりしませんか?

 

それは「音がきれいに鳴らない」という事態に対して体が緊張してしまい

無駄な力が右手・左手にかかることによって発生してしまうものになります。

 

 

ここでぜひ常に持っていてほしい大切な意識が

きれいな音が鳴らないのは、

力が足りないからではなく、力がかかりすぎているから

 

音が軋(きし)む・固くなる・かすれる……

これらのいわゆる「よくあるお悩み」の99%は「力のかかりすぎ」によって発生します。

 

音を大きくしたいとき

音量を大きくしたいと思うと、

確かに上から押さえつけたくなったりする気持ちがわいてきます。

 

それはそうですよね、音量を大きくしたいのであれば

右手(弓)をフワッとさせるよりは、確かにしっかり弦に接着させるようにしたいです。

 

しかし、しっかり接着させることと、無駄な力をかけることは違います。

 

 

そもそも音量を出したいときに一番大切な2つの要素があります。

それがこちら。

 

・すべての「体重」を右手に落とす

・「弓の位置」をコントロールする

 

音量を出したいとき、そこに「力を入れる」ということは一切必要ありません。

詳しくは別記事で説明しますので是非そちらも参考にしてみて下さい。

[sitecard subtitle=関連記事 url=https://goshudiary.com/cello-volume-problem]

 

セカンドポジション以上を弾きたいとき

 

セカンドポジション以上を弾くときに一番の課題は

「左手が不自然な形になってしまうこと」です。

 

ファーストポジションの左手の形については、

慣れてしまえば日常生活的にも自然な形になっていることはわかるかと思います。

きちんと形が身につけば、あまり無駄な力が入る要素はありません。

 

 

しかし、セカンドポジションを弾くときには、どうしても

日常では使わない手・腕の形になってしまいます。

これによって左肩に力が入り、体全体の緊張となって右肩もこわばってきます。

 

この時押さえておきたいのは

手の形はいつもブラックボードと平行になる

 

ということです。

詳しくは別記事で解説しますのでご覧ください。

 

速く弾きたいとき

ここまでくると分かってくることがあるかと思います。

そう、演奏中に発生するあらゆる体の痛みは

 

不慣れな動作をやろうとすることによる体の緊張

これが原因である、ということに尽きるのです。

 

 

速いフレーズ・速いパッセージを弾きたいときにも

普段では考えられない速度の事態が起こっているので、それに体がついていけず

結果的に力が入ってしまう、ということになります。

 

特に、まだ体が慣れずに弾けないのに「手を素早く動かさなくちゃ」という意識が働き

右手側が痛くなりやすいです。

 

 

このような時はまず、早弾きの正しい弾き方を覚え、

正しい姿勢を身に着け、体に負担のないポジションへ慣れさせることが必要です。

[sitecard subtitle=関連記事 url=https://goshudiary.com/fine-notes-how-to-practice]

 

重音(和音)を弾きたいとき

重音を弾く際には、2つ~4つの弦をまたいで演奏する技術が必要になり

特に3つ以上の音を弾く際には、演奏する弦を移動させなければなりません。

 

そうなると、「1つの重音」として演奏しなければいけないのに

「2つの音」を切り替えながらまとめ上げる、という繊細な作業が必要になります。

 

 

チェロで重音を自然に、かつきれいに弾くポイントは以下の通りです

・「2つの成分」に分ける

・「一番上の音」を最優先

 

ここについては別記事ではもちろんですが、

対面レッスンオンラインレッスンで詳しく解説していくのが最も早いですので

よろしければぜひ雰囲気だけでものぞいてみて下さいね。

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