【留学】ヨーロッパ留学に役立つ準備~イギリスの音大を出たプロ奏者が解説~
こんにちは、チェロ奏者のヌビアです。
オランダのユトレヒト音楽大学、イギリスのトリニティラバン音楽院に留学していました。
また、イギリス・オランダのほかに、ヨーロッパでは
ドイツ・フランス・イタリア・バチカン・ベルギー・オーストリアへの旅行歴があります。
そんな、ヨーロッパ地域での滞在歴・旅行歴だけがなぜか多い僕が
実体験をもとに、ヨーロッパ留学に役立つ準備についてお伝えしていきましょう。
まずはじめに
大抵のことは現地調達でなんとかなる
上の写真はロンドン・ウェストミンスターブリッジで撮ったものですね。
これはぜひ覚えておいてほしいことですが、
大体のことは、現地で誰かに尋ねればなんとかなってしまいます。
でも、よく考えればそれはそうですよね。
ヨーロッパ各国であれば極端に治安が悪い国は少ないですし、
その国の人たちはその国で生きていけているわけですから。
日本で過度に心配して準備をしすぎると
逆に無駄なお金がかかったりします
典型的な余計な荷物の例は「ポケットWi-Fi」「携帯用の日本食」ですね。
スマホは、現地でSIMカードを買ってチャージすれば安く済みます。
ヨーロッパではヘルシーな日本食ブームなので、都市部に出れば日本食はたくさんあります。
(高級店でなければ)安く、それなりの日本食は食べることができます。
さらにいうと僕はもっと荷物を減らしたい人なので、
薬・歯ブラシ・スマホ本体・服……これらもほとんど最低限で、必要になれば現地調達です。
言葉の壁もなんとかなる
この写真は僕の友人たちです。左から、中国・ギリシャ・イタリア・イタリア出身。
とくにヨーロッパの国々は、EU加盟国の移動がラクラクで
またさまざまな国々から人がやってくるため、言語体系が異なる人々が集まります。
英語・フランス語・ドイツ語・オランダ語……
実際わからなくても何とかなりますし、今は便利な翻訳サービスもあります。
(オランダに行ったときは、街の看板が何一つわかりませんでしたが何とかなりました)
そして、そういう環境に投げ出されても、人間は適応できるもの。
留学で勉強は当たり前、「+α」の成果を得よう
もしヨーロッパに「留学」するなら、現地の学校で勉強するのは当たり前です。
逆にそれしかないのは、考えることを放棄することにもなります。
現地に行ってでしかできないこと・文化的な体験・隣国への旅行……
ヨーロッパ留学はそういったことが便利に・お得にできることがいいところ。
特に学生にはお得なサービスがたくさんあるのです。
例えば僕がイギリスで意識して経験してきたことは
・舞台やミュージカルをたくさん観劇
・本場のジャズバーで演奏に飛び込む
・スコットランド・ベルギーをはじめ、周辺への小旅行へ
逆に、「留学」期間中に、学校での勉強よりももっと大切なものに出会ったのなら
無理に勉強する必要はない、とすら思います。
先ほど「勉強が当たり前」といったのは「勉強しなければならない」という意味ではなく
「勉強する」というのは最低限やることの1つ、という意味です。
それでは、そんな僕だからこそ「これは持ってきて便利だった」「持っていればよかった」
と思うものを3つご紹介します。
①SIMフリーのスマートフォン
海外に長期間滞在するとき、日本からWi-Fiを持っていったり
海外パケットプランを契約するのは、非常にコスパが悪いです。
……というより、ケータイ会社やWi-Fiレンタル会社の思うつぼ、とすら言えます。
日本からSIMロックを解除したスマートフォン本体を持っていき
海外で現地のSIMカードに差し替えましょう。
ケータイ機種によっては現地でSIMロックが解除できなかったりもして、
僕は実際に解除ができず、現地でケータイの本体をもう1つ購入しました。
その流れで相当不便を強いられたので、ぜひスマホ本体のISMロック解除は済ませておきましょう。
②プリペイドカード
これは本当に、本当にとても重宝したカードなのでぜひ紹介したいです。
留学だと日本の家族から生活費を送金してもらう、ということもあるかと思います。
ですが現地で銀行口座を開設する、というのは国によって様々な条件があり
1年くらいの滞在だとなかなか難しいことが多いです。
このNEOMONEYカードは、日本からこのカードの残高をチャージすることができ
それを世界中のATMから引き出したり、買い物でカードとして利用できたりする便利なカードです。
NEOMONEYカードだと、口座開設も不要。
両替よりもお得なレートで、手数料も安く利用可能です。
例えば海外でクレジットカードを使おうとすると、
海外からのアクセスということで使用が自動的に制限され、お金が使えなくなるということが起こります。
そして、クレジットカードではATMから現金は引き出せないので八方ふさがり……ということも。
これ1枚があれば、ご家族の方はお子さんがいざという時に送金をすることもできるので、
留学の時は必携のカードです。
③マイルの貯まるクレジットカード
ヨーロッパでは現金による決済に代わり、クレジットカード文化が広く普及しています。
なんとフェスティバルの屋台などでも、クレジットカードが当たり前だったりします。
そして先ほどのプリペイドカードでももちろん決済は可能ですが、
僕はそれに加え、念のためもう1枚カードを持っていました。
NEOMONEYカードでVISAを選択したので、Mastercardのクレジットカードを持っていたのです。
実際、いろいろな海外旅行サイトに書いてあることですが
VISAで決済ができない場所・Mastercardで決済できない場所があり、2枚持っていたほうが安全です。
そして1つのカードでエラーが出たときに対処するため、という意味もあります。
僕もNEOMONEYがオンライン決済で使えないとき、しょっちゅうクレジットカードを使っていました。
その時に、マイルが貯まりやすいクレジットカードがあるとお得だなと痛感しました。
ヨーロッパ留学では、往復のチケットはもちろん、周辺への小旅行などでマイルがたまりやすく、
その貯まったマイルで、別の場所にも行けるようになれば一石二鳥です。
旅行先のホテルをtripadvisor(トリップアドバイザー)で予約したり、
旅行先での記録をレビューとしてトリップアドバイザーで記録すると
追加のマイルがたまるという、あまり知られていないサービスもあります。
僕は本来、留学期間で東南アジア旅行往復分くらいのマイルがたまっていたかもしれないところを
まったく貯めずに、あとからひどく後悔しました。
ヨーロッパへ行くには初期費用として旅費もかかりますし、
なかなか気軽に行ける地域ではないので、どうせならお得に得られるものはすべて得てしまいましょう。
さいごに
パスポートやビザなどの必携品は除いて、
ヨーロッパ留学で日本から本当に持っていかなければならないものは意外と少なかったりします。
ですが今日紹介した3つは、意外と忘れやすいものである上に
ないと困ってしまい、かつあるととても便利というものに絞って紹介してみました。
ぜひこれらを活用して、楽しい留学ライフを!
旅をしながら音楽を制作する、私ヌビアがお届けするこのブログでは
これからも旅行・留学に役立つ情報を更新していきます。ぜひチェックしてみて下さいね!