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ヒットの秘密は曲にあり!?ゲーム『Detroit; Become Human』をチェロ奏者が遊ぶ!

ゲーム

(画像:『Detroit; Become Human』公式サイトより引用)
https://www.jp.playstation.com/games/detroit-become-human/

2018年に発売されて話題を呼んだPS4専用ゲーム『Detroit; Become Human(デトロイト ビカム ヒューマン)』

2038年の近未来でアンドロイドと人間が共存している世界で、「人工知能は人間になりうるのか」という可能性について描いた作品だが、この作品世界を際立たせているのが音楽だ

今回はDetroit; Become Humanを、作曲を担当したPhilip Sheppard(フィリップ・シェパード)氏の楽曲と共に見ていこう!

フィリップ・シェパードとは何者?

フィリップ・シェパードはイギリスの作曲家・チェリスト。イギリスの王立音楽音楽アカデミーで作曲とチェロを学び、現在は同校の教授となっている。

これまでに60を超える映画作品やテレビドラマに携わっており、あの「スターウォーズ/フォースの覚醒」の音楽も担当した

ヌビさん
動画で使われているのは「ルーパー」といって、弾いた演奏をその場で繰り返す機械だよ!

Detroit; Become Human<カーラ編>あらすじ

トッドにアンドロイドとして所有されているアンドロイドのカーラが自宅で見たものは、娘のアリスを虐待するトッドの姿だった

それを見たカーラは、アンドロイドにもかかわらず意志を持った(?)「変異体」となり、アリスを連れてトッド宅から逃げ出すが……

なお、この作品はプレイヤーの選択によって、結末が分岐していくシステムになっています。

カーラのテーマ

作品を通して遊んでみて複数の結末をみとどけましたが、カーラたちがアンドロイドと人間の対立に巻き込まれていく様を見て感情移入をしてしまいました。
ほかの登場人物・アンドロイドとは少し違って、カーラは人間とアンドロイドの境目にいて、アンドロイドと人間の世界を象徴している存在のような気がしましたね

チェリストでありながら作曲家でもあるフィリップ氏の曲は、まるでチェロが人間の声のように使われています

女性のように細く、揺れるアンドロイドのように不安定で、でも徐々に意思と意志を持っていく様子がみごとに表現されています

チェロは人間の声に最も近い楽器といわれています。ヴァイオリンをメインの楽器にせずあえてチェロを選ぶことで、より「人間らしさ」を表現しようとしたのではないでしょうか

ヌビさん
ビブラートという指をゆらす奏法の強弱で、意思を持っているか持っていないか、揺れ動いているさまを表現しているようにも聞こえました

なお、今後『Detroit; Become Human』はEpic GamesストアからPC版の発売も予定されています

【リンク】Quantic Dream公式サイト

ぜひ、ゲームを遊ぶときは楽曲にも注目しながら遊んでみて下さいね!

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